今回ご紹介するのはバジルとトマトを使った本格的なパスタです。
本格的ではありますが高級な材料を使うわけでもなく、難しいわけでもありません。
そもそも高級なイタリアンというのは意外とシンプルだったりします。
シンプルの極みが美味しいんですね。
もちろん全てがシンプルというわけではなく、フュメドポワソンのように手を混んだ料理を支える出しがあったりします。
これまでイタリアンの名店という名店を食べ歩き、10年前はイタリアンレストランでアルバイトしてました。
確かこの頃、ドラマで「バンビーノ」がやっていて影響された人も多いと思います。
私の中でイタリアンはかなり得意なほうです。
今回ご紹介するレシピは割と自信があります。
ぜひ参考にしてみてください。
材料
2人前
・バジル 好きなだけ
・トマト 1個
・にんにく 3かけ
・ローリエ 1枚
・トマト缶 1個
・パスタ 2束
・コンソメキューブ 1個
・塩 小さじ1杯
・パスタ茹用 塩 小さじ2杯
・砂糖 小さじ1杯
・胡椒 適量
バジルの収穫方法
バジルは庭で育てておくと使い道が多く非常に重宝します。
ただ気をつけなければいけないのは繁殖力が強いのでプランターではなく花壇などに植えると大変なことになります。
さてバジルの採取方法ですが適当にとっても構わない。
ですがどんどん増える様になれば収穫を長くすることができますよね。
バジルをとるときは根元から着るのではなく、脇芽のあるところから切ることで枝分かれして増えていきます。
写真のように脇芽が一番頭になるようにすれば枝分かれして増えていきます。
また密集してきたときには下の方から摘み取って空気が通るようにしましょう。
バジルの成長速度はかなり早いので摘み取ってもあっという間に増えます。
増えすぎた場合は一旦摘み取り、バジルソースにしてもいいと思います。
ソース作り
ではトマトソースを作っていきます。
まずはじめにフライパンにオリーブオイルを入れ、にんにくを炒めます。
にんにくの香りが広がってきたら
・トマト缶
・ローリエ
・砂糖 小さじ1杯
・コンソメキューブ 1個
・塩 小さじ1杯
・胡椒 適量
を入れます。
これで少し煮詰めてきます。
これと並行してパスタを茹でる準備をします。
鍋に水を入れて塩小さじ2杯。
沸騰したらパスタの指定時間茹でます。
アルデンテがいい場合は指定時間より1分短くします。
トマトソースは3分ほど煮込んで酸味が取れたら一度火を止めましょう。
パスタの茹で汁の必要性
パスタを茹でてしばらくするとお湯が濁りますよね。
パスタの茹で汁はパスタを作る上で非常に重要な働きをします。
例えば今回のトマトソースの場合。
トマトソースのパスタを作ると水っぽくなってしまうことがあります。
水っぽくなるとソースとパスタの絡みも悪く残念な結果に。
この水っぽさはパスタに含まれる水分とオイルが、ソースと分離した場合にできます。
これを防止するのが乳化という現象です。
乳化は通常混じり合わないふたつの液体を結合させることです。
パスタの場合は水と油をうまく混ぜ合わせる。
これらをうまく滑らかにし、分離しないようにする。
乳化させる物質はデンプンでこれはパスタの茹で汁に含まれています。
おたま1杯分の茹で汁をゆっくりとソースに混ぜるだけで、水分とオイルが結合して滑らかな濃厚なソースができる。
水と油が分離しないので、びちゃびちゃした水たまりはできません。
なので今回もお玉一杯ぶん、茹で汁をソースに追加します。
追加するタイミングはパスタが茹で上がる直前がいいでしょう。
このタイミングでソースに再び火を入れます。
仕上げ
ローリエをこのとき取り除きます。
再び火を入れたらそこへ刻んだバジルと適当にカットしたトマト1個を入れます。
トマトは最初に入れてもいいのですが最後に入れることで形を維持することができます。
見栄えの問題です。
茹で上がったパスタの水を切ってソースへ。
ここは割と手早くやらないとバジルが黒くなっていまします。
ささっとパスタとソースが絡めば出来上がりです。
味見をして薄いな?と思ったら塩で調整しましょう。
ケチャップはダメです!!
酸味が強くなり、本格的な味から少し遠ざかります。
完成
最後にバジルを添えて。
シンプルですが非常に味わいのあるトマトソースパスタになるはずです。
口に入れたらバジルの香りが広がる、激ウマパスタ。
モッツァレラチーズを入れてもOK。
そうするとマルゲリータっぽい味になります。
ぜひお試しください!