先日ニジマスを釣ってきました。
川魚は塩焼きで食べると非常に美味しい。
ですが私が一番好きなのはニジマスの燻製です。
みなさんがスモークサーモンが好きなように、ニジマスの燻製も非常に美味しい。
道具とやるスペースさえあれば、比較的簡単に燻製を作ることができます。
釣ってから完成までの所要時間は2日半程度。
それでは作り方をご紹介します。
簡単にできるニジマスの燻製の作り方
ニジマスの燻製はベーコンなどとは異なり、高温で短時間で仕上げます。
仕上がりは割と生っぽい干物、といった具合です。
パサパサではなく、脂が濃縮されてジューシー。
これはニジマスが大きいほどそんな感じの仕上がりになります。
下処理
ニジマスの
・内臓
・エラ
を落としきれいに洗います。
背骨付近にある血合いもよく洗い流します。
これくらいきれいにすれば大丈夫。
キッチンペーパーでしっかり水気を切り、塩を刷り込みます。
塩の量は魚全体にしっかりつくように。
腹の中、エラの中と首も忘れずに。
キッチンペーパーに包んで半日冷蔵庫で寝かせます。
この時、ラップは不要です。
腹の中にもキッチンペーパーを詰めましょう。
半日後洗って再度塩を擦り込む
半日経ったらキッチンペーパーを剥がして水洗い。
水洗いをしたらキッチンペーパーで水気を切り、再度塩をすり込みます。
半日ほどでまぁまぁ水分が抜けました。
なんで二回もやるかというと1回目の塩の刷り込みでは水分を抜くのと、魚のもつ生臭さを抜く工程です。
2回目の塩のすり込みは水分を抜く目的と、味付けのため。
なので1回目の塩はしっかり洗い流さないと生臭さが残る可能性があります。
1回目と同様に塩をすり込んでキッチンペーパーに包んだら冷蔵庫へ。
風乾燥
2回目の塩のすり込みから半日経ったら、またよく洗い流しキッチンペーパーで水気を切ります。
そのあとは半日ほど乾燥させます。
乾燥させるのは2パターンほどあります。
風呂場や日陰で干す
キッチンペーパーに包んで冷蔵庫
どちらでも構いません。
干す場合は温度や日光に気をつけなければなりません。
私はいつも、しっかり水分を抜くためにピチットシートと言うものを使っています。
このラップのようなシートが水分を吸い取ってくれるのです。
水分を吸ったピチットシートはややタプタプしている感じ。
お勧めです。
燻製方法
乾燥が完了したら燻製開始。
準備として首に紐を通し、吊せるようにします。
側には爪楊枝を入れて腹の中もしっかり燻煙が入るようにします。
燻製ではガスコンロの上に燻製機を置くのが一番楽だと思います。
使用するのは桜とヒッコリーのチップ。
もちろんどちらか一つでも結構です。
お好みでブレンドしてみたりしてください。
燻製は80度〜100度で1時間程度行います。
もしニジマスがでかい場合は1時間半ほど行ってください。
このように皿にチップを入れ、あぶります。
火加減と蓋の開閉を調整して温度を保ってください。
一晩寝かせたら完成
出来立ては香りが強いので一晩寝かせましょう。
味が馴染んで一層美味しくなります。
賞味期限ですが冷蔵庫で二週間程度。
冷凍保存で三ヶ月ほどが目安です。
燻製とは殺菌効果が非常に高いので日持ちするようになっています。
保存食ですね。
是非お試しください!