釣ってきた魚を捌くとどうしてもアラが大量に出てしまいます。
夏場はそのまま、生の状態で捨ててしまうと大変なことになります。
アラの捨て方は、冷凍庫に捨てるまで保管する、一度を火通すと腐らずに済みます。
今回は捨ててしまう魚のアラを使ったフュメドポワソンの作り方です。
フュメドポワソンとはどんなものか。
日本でいう出汁、フランスでいうブイヨンです。
このフュメドポワソンは魚介系の出汁で洋食、イタリアンに活用できます。
顆粒だしや出汁つゆみたいなものです。
作り方はいたって簡単なので釣った魚で作り、保存しておくと何かと便利です。
小分けにして冷凍保存もできます。
フュメドポワソンの材料
材料は
・魚のアラ(白身魚がいい)
・玉ねぎ
・にんじん
・にんにく
・セロリ(好み)
・ローリエ(なくてもいい)
・白ワイン
・水
です。
りんごを入れてもいいと思います。
仕上がりに甘みがついて一味違ったものになります。
作り方
材料を炒め臭みを消す
作り方はまずは炒める作業をします。
これは魚の臭みを消す作業と香ばしさを追加する作業になります。
ちゃんと作る場合は野菜共々オーブンで加熱しますが、簡単に作るなら鍋で焼けばオッケー。カレーを作る感じですね。
焦げないように気をつけましょう。
焦げると完成したスープが濁ります。
全体的に火が通ったら白ワインを入れてアルコールを飛ばします。
量は私は割と適当に。ドバドバってくらいです笑
あまり気にせず!
煮込んで出汁をとる
アルコールを飛ばしたら水を入れて30分〜40分、弱火で煮込みます。
アクが出るようなら掬っておきましょう。
最後はザルでこしてスープだけにしたら出来上がり!
ざるは目の細かい物の方がいいです。
というのも小骨や鱗など口当たりに影響を及ぼすものが結構入ってます。
出汁をとった野菜も捨ててはいけません。
意外かもしれませんが出汁をとった野菜なども食べられます、甘くて結構美味しいですよ。
フュメドポワソンの使い方
フュメドポワソンの使い方についてですが万能で何にでも使えます。
例えばパスタですと
・ペペロンチーノ
炒める時におたま1杯入れるだけで魚介の香りと野菜の甘みがプラスされます。
シンプルに白身魚のパスタっていうのも美味しいですよ。
オリーブオイルとにんにく、焼いた白身魚を乗せるだけ。
・トマト系パスタ
アラビアータなどにも最適です。
気をつけなればいけないのは、当然肉類と相性はよくないです。
・リゾット
洋風雑炊です。鍋の後の雑炊って美味しいですよね。
そんな感じになります。簡単でオススメ!
出汁をとった人参や玉ねぎを細かく刻んで野菜リゾットとしても非常に美味しいです。
・魚のムニエルのソース
こんがり焼いた魚のソースとしても使えます。
作ったフュメドポワソンにオリーブオイル、塩を入れるだけ。
これを焼いた魚にかけます。
ちなみにフュメドポワソンはアクアパッツァででる汁とほぼ同じですのでアクアパッツァを作った際に採取することも可能です。
いかがでしたでしょうか?
万能出汁、フュメドポワソン。一度に作り置きして冷凍庫に小分けにしておくと便利です。
製氷皿を浸かって小分けにすると少量ずつ使えます。