不眠症で死ぬことはない理由

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とある研究では不眠症、睡眠で悩んでいる方は40%ほどと言われています。

半分近くの人がなんらかの睡眠について悩んでいるのです。

 

これと同様、三大欲求である「食欲」「性欲」関連の悩みも多いです。

人間の最大の欲求についてですから悩むのも当然です。

 

食欲に関する悩みの多くは、太る痩せるなどの体型問題。

それとアレルギーなど食にまつわる病気です。

 

性欲については

この欲がないことでも悩みます。

この欲があるけど機能していない(EDなど)ことへの悩みが多いです。

 

さて睡眠欲についても寝足りないとか寝れないとか色々ありますが、不眠だからといって直接的要因では死なないと言うことを書いていきます。

 

不眠症で死ぬことはない理由

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まず三大欲求と生存について考えていこうと思います。

基本的に三大欲求が満たされないと死にます。

 

食欲がなくなり、何も食べなければ衰弱して栄養失調、または合併症を引き起こし死に至ります。

 

性欲に関しては己は死にませんが子孫繁栄的な意味では死に絶えます。

生物的には結構致命的です。

 

睡眠欲・・・人間眠らないと死にます。

過去に寝ないで何日間起きてられるか、と言うギネスがありました。

だいたい一週間くらいが限界のようです。

動物を使った実験でも寝ようとしたところに刺激を与えて強制的に起こし続けたところ、最終的には死に至ると言う結果が出ています。

 

このことから現在は不眠記録をギネスで禁止しています。

 

とこのように三大欲求が満たされないとなんらかの要因で死に至ります。

しかし三大欲求のうち、確実に死に至るのは食欲の減退だけですよね。

 

性欲がなくとも自分は死にません。

 

睡眠欲がない、または寝れない。

と言うのは実は現実にはありえないのです。

 

え?

と思うかも。

 

睡眠欲というのは三大欲求の中で一番強い欲求であると言えます。

食欲、性欲は比較的コントロールができるものですが睡眠というのは時にコントロールが聞きません。

マイクロスリープや寝落ちが起こるくらいです。

 

となると睡眠欲に関しては自然と発生する生理現象であると言えます。

なぜ不眠症で死なないか、私がこれを知った時、完全に盲点を突かれました。

 

不眠症は気の病

実は不眠症というのは精神的な不調が引き起こす病です。

寝れてなくても、睡眠に固執していない場合不眠症とは感じません。

 

8時間寝なくてはいけない

など固定概念やこだわりが強い人が不眠症になる傾向があります。

不眠症とは寝れないことを気に病むものです。

 

社会的生活を送る上では通用しませんが、夜眠れなくても必ずどこかで眠気は来ますし寝落ちします。

と考えると不眠ではないですよね。

とある特殊な症例では寝ることができず、やがて衰弱して死に至る病があります。

致死性家族性不眠症 - Wikipediaというものがありますが極めて珍しい症例です。

 

通常、不眠症と診断される人の特徴として先ほど書いたように睡眠へのこだわりが強いです。

こだわりが強いのに睡眠に関する知識が足りないということもあります。

 

例えば昨日寝れなかったから今日は早く寝ようとする行動。

これは間違いです。

以前も書きましたが生活リズムで毎日の就寝起床時刻はある程度体が覚えています。

 

就寝2時間前からは特に寝れない時間、覚醒度が高い時間という最新の研究でわかっています。

つまり早寝はなかなか実現できないのです。

しかし、不眠の人は少しでも早く寝て睡眠時間を確保しようとするので結局寝付けない時間が増え、不眠症として認識してしまいます。

 

これを繰り返していくうちに、不眠恐怖症というものを引き起こしさらに寝れなくなってしまいます。

 

早寝早起きは三文の徳はうそ

早寝早起きとか眠れなくても布団の中で目を閉じてれば寝れる。

子供の頃こう言われた方も多いのではないでしょうか。

 

これは結構うその部分が多いのです。

例えば早寝早起きに関して。

 

年齢によってセロトニン、メラトニンの分泌される時間が違います。

なので年齢によって眠くなる時間や必要睡眠時間が異なるのです。

厨二病思春期あたりでは寝る時間も多いし割と夜型になります。

 

この時に早寝するのは難しく、必要睡眠時間も長いため早起きも難しくなります。

 

次に寝れなくても布団に入って目を閉じてれば休まる、いつしか寝ている。

これに関しては一部正しく一部リスクがある行為です。

 

先ほども書いたように不眠とは寝れないことを気に病むのです。

だからこのように布団に入って寝れない時間を過ごすとどうなるか。

不眠だと感じるわけです。

 

これが重なり不眠恐怖症になると布団に入っただけでドキドキしますし覚醒します。

だからむやみやたらに布団に入らない方がいいでしょう。

本当に眠くなってから布団に入るのがベストです。

 

また布団の中で本を読んだり、スマホいじったりしてはいけません。

 

不眠を克服する方法

不眠は死なない。

結局寝ないで起き続けているといつしか眠気がくるという理由でした。

間接的な理由で死ぬことはあります。

居眠り運転などその例です。

チェルノブイリ、スリーマイル島の原発事故では居眠りやマイクロスリープが原因だったとも言われています。

 

不眠を克服する方法は、就寝時刻をなるべく遅くする。

ということです。

 

どうしても寝れてない分を取り戻そうと早く寝ようとしがちですがこれでは寝れません。

人間数日であれば睡眠が少なくても大丈夫です。

足りない分の睡眠は自動的に補填されます。

これが居眠りなんですが・・・

 

なので眠くなるまで布団に入らない。

5分でも遅く、布団に入るとすれば少しばかり眠りにつくまでの時間が短くなります。

 

とはいえ、社会生活を営むにはいくつかの問題点もあります。

あまりにも眠れない場合、日中の活動に支障をきたす場合は早めに病院へ相談しましょう。

 

社会生活の時間というものを排除すれば不眠症はなくなります。

好きな時間に寝ればいいのですから何も気に病む事はありません・

だから不眠症は現代病とも言われているのです。

 

三大欲求のなかで睡眠欲は唯一コントロールのできない欲求ということを認識しましょう。