うつ病の回復期はやたら眠いことが多い

スポンサーリンク

今回はうつ病の回復期について書こうと思います。

 

うつになると無気力で寝てばかりいることがあります。

この寝てばかりいるというのは実は異なる意味合いでいくつかあるんです。

 

一つは

完全無気力で寝てるというか思考停止している状態。

 

もう一つは

回復期で寝ても寝ても一日中眠い状態。

 

です。

ある意味眠くて仕方ないという場合は快方へ向かっているとも考えられます。

具体的にはどんな感じなのか、解説していきたいと思います。

 

もしうつ病を患い、回復の兆しを探しているのであれば眠いというのはいい目安になるかと思います。

うつ病だけでなく双極性障害や統合失調症にも当てはまります。

 

うつ病の回復期はやたら眠いことが多い

f:id:kyoya7zon:20190711081249j:plain

唐突ですが

「ツレがうつになりまして。」

という映画をご覧になったことはありますか?

 

タイトル通り、サラリーマンで働く夫がうつになり、その療養生活を描いた映画です。

この映画はうつ病の症状を細かく再現されているため、回復に向かい目安にもなります。

AmazonPrimeビデオなら無料だったと思います。

 

ぜひ観てみてください。

 

この映画でも描かれているのですがうつ病の治療を初めてしばらくすると、一日中寝ている描写があります。

朝昼晩、眠くて一日中布団にいるような状態です。

 

この映画では眠いといって寝続けますが憂鬱そうには見えない状態です。

 

これがいわゆる回復期の眠気というものです。

うつ病は回復にあたり眠気がとても強くなります。

 

勘違いされる場合も多いのですが抗うつ薬などの副作用で眠くなっていると思われたりします。

しかし底辺のうつ状態では眠気よりも不眠の方が多くなります。

 

なので抗うつ薬の効果、それと眠気は1セットと考えてもいいでしょう。

 

仮にも薬を飲まなくて眠気がすごい場合、回復の兆しと捉えてもいいと思います。

 

どん底うつ状態なら眠くならない

必ずしも・・・という訳ではありませんがうつ状態の場合、多くの方は不眠に悩まされます。

 

うつ病は不眠を併発する病気です。

細かくいえば単純に寝れないという症状から不眠恐怖を招きます。

 

リラックスするはずである睡眠に極度のストレスを感じるようになります。

 

うつの入り口は不眠とも言われています。

その逆にうつの出口は過眠であることも多いのです。

 

もしうつが回復に向かっていない場合。

夜眠くならず不安でいっぱいになり、悶々と布団の中で苦しむ。

 

夜寝れないので昼間の変な時間に寝すぎてしまい夜寝れなくなる。

だいたいこの悪循環です。

 

回復に差し掛かると時間問わずとにかく眠い。

朝起きた瞬間から眠い。

昼ごはん・・・眠い

夕方も眠い。

 

とずっと眠くなります。

この時当然ながら早起きもかったるく、朝起きてもずっと眠いです。

 

ただよく考えてみると夜寝れるか不安とかいう意識が少し減っているのではないでしょうか。

 

この時期に関してはなるべく規則正しい生活習慣を送ることが必要ですが夜も寝れるのであれば眠いときに仮眠を取るのはいいと思います

 

回復期の眠い期間

人によって回復する速度は異なります。

この眠い期間はどれくらい続くのか。

 

あくまで統計、平均によるものですが

二週間〜三ヶ月

となっています。

 

抗うつ薬などの効果が出るのもこれと似た期間ですので薬の効果とも言えるでしょう。

傷などと違って精神は回復が目に見えるものではありません。

 

なのでこういった目印のような症状を一つずつ確認していく必要があります。

またはなるようになるさ、気にしないで回復を待つか。

 

眠気が強い時期に差し掛かったら少し自分の好きなものや興味があることに触れてみるといいでしょう。

今までできなかったこと、やる気のなかったことが少しずつできるようになってきたかもしれません。

 

一番顕著に現れるのがやはり好きなことや趣味です。

 

うつになると気が付いた頃には好きなことや趣味をやる気にならなくなってます。

 

私は気が付いた頃、釣りに興味が無くなってました。

仕事でもあり、最大の趣味娯楽である釣りが。

長年やってきた釣りが。

つい先日まで楽しんでた釣りが。

 

興味が無くなったのです。

無理やりやってみるも続きません。苦痛でしかなかったのです。

 

で、この眠い時期を乗り越えたらこんな苦痛もなかったことのように連日釣りに行っています。

 

好きなことに興味がなくなると言った感覚は非常に怖いものです。

しかし、回復すればいずれ戻ってくるはずです。

まずは焦らず、体に合わせた生活を送るのが理想でしょう。

 

昼間寝てもいいか、ダメか

最後に昼間眠い時、寝まくってもいいかどうかについて書きたいと思います。

 

不眠症の場合、仮眠はおすすめできません。

以前ご紹介したように認知行動療法で睡眠を制限し、夜眠りにつく方法もあります。

なので不眠症なら基本的には昼寝はせず、夜まで睡眠圧を高める必要があるのです。

 

ではこの回復期だったら、見分け方は。

 

これに関しては確実とはいえませんが

今夜寝れるだろうか

 

という不安があるなら仮眠を取らず夜まで頑張ったほうがいいです。

 

特に夜寝れるかどうかという不安はない。

という場合は寝たいだけ寝ればいいと思います。

おそらく仮眠をとっていたとしても夜寝れます。

 

それだけ脳に休息が必要だということです。

 

うつ病とは非常に厄介な病気で治りにくい、再発する病です。

ですが長い人生において少しくらいの休息は必要なのではないでしょうか。

 

個人的な経験ですがうつによってブレーキをかけたことで、色々な物事の重要さなどに気づくことができました。

そんな発見、または体験はなかなかできるものではないかと思います。

なってしまったからには仕方がないので前向きに捉えてみませんか?