子供の頃、遠足の前日は寝れなかったりしますよね。
ドキドキワクワクで寝れない。
大人になるとなかなかない感覚でしょう。
考えられるのは釣りとかゴルフとかの前日は楽しみで寝れないかもしれません。
寝れない時にやってはいけないのは早寝です。
これをすると寝れないという経験をしてのちの不眠につながる可能性があります。
今回は早起きしなければいけない時、早寝をすると大変危険というお話です。
翌日仕事やイベントで早起きなので早く寝るというのは危険です
なぜ早寝は危険なのか。
不眠体験をするとその後、寝れないという不安を抱えてしまい不眠症に陥りやすくなります。
早寝自体は悪いことではありませんが、日常から外れ、突然早く寝ようと思っても体内時計は対応しきれません。
このような状況を引き起こしてしまう方は、几帳面で真面目な人です。
早起きしなければならない状況
「7時間は寝て起きた」
そう思うことでしょう。
ここから逆算すると普段より早い時間に寝る必要があります。
しかし早い時間に寝れますか?
疲労困憊、前日ほとんど寝てない
という条件下でも実は寝れないものなんです。
普段の就寝時間2時間前は眠りにくい
人間は1日約24時間の体内時計を持っています。
実際は24時間よりちょっと長め。
それをリセットするのが朝日です。
朝日を浴びないと体内時計がリセットされないので毎日23時に寝るとしても日々少しずつ後ろにずれていき、結果不眠となります。
朝日を浴びて体内時計をリセットするだけではなく、メラトニンを生成し、夜にはセロトニンを分泌させることで眠気を誘発します。
人間の備わっている機能の一部として1日に眠くなる時間というのがあります。
その眠くなる時間は二回あります。
まずはこちらのグラフをご覧ください。
昼過ぎに眠気が上がってくるのは昼ごはんの影響ではありません。
自然と眠気が発生するので予防が難しいといえます。
この昼過ぎに起こる眠気をアフタヌーンディップと言います。
その次にピークを迎えるのが深夜2時。
これはあくまでピークなので22時ごろから眠くなってきます。
(仕事や遊んだり刺激がある場合は除く)
このグラフから読み取れるように少しでも早く寝よう、というのは難しいのがわかります。
睡眠時間が短くなっても早寝をしない
グラフで説明したように早寝というのはかなり難しいです。
早起きするから睡眠時間を確保したいという気持ちがあります。
しかし早くに布団に入って寝れない時間を過ごすと不眠に対する不安が増し、不眠恐怖体験となって慢性不眠になる可能性が上がります。
たった一回の不眠で人間の心に大きな不安が芽生、転落するように慢性化する可能性が高いです。
早起きをしなければいけない場合、就寝時間はいつも通りにして早起きするのが得策です。
例え睡眠時間が3時間になったとしても早寝はリスクでしかありません。
仮にも早起きが1週間続くとしても3日くらい早起きするとその時間に順応します。
逆に早起き生活から通常に戻す場合は簡単です。
元々早く寝る習慣が身についてしまっているところ、遅く寝るわけですからスムーズに寝ることが可能というわけです。
ただこの場合、また別の不眠ケースが当てはまることもあります。
それは中途覚醒、早朝覚醒というものです。
3種類の不眠のパターン
不眠症のパターンは
・入眠困難
・中途覚醒
・早朝覚醒
の3パターンです。
入眠困難は今ご紹介したように早寝しようとして寝れないと言ったパターンです。
中途覚醒というのは寝付きはいいものの2時間3時間で目覚め、寝れなくなってしまうケースです。
早朝覚醒は起床時間より早く目が覚めてしまい寝付けなくなること。
中途覚醒と似ていますね。
早寝習慣に慣れて、通常の生活リズムに戻そうとすると早く起きるということに体が慣れているので早起きしてしまう可能性があります。
社会生活では難しいが生活リズムは固定したい
仕事、飲み会、遊び
現代社会では時間という概念が薄れつつあります。
電気がない頃は夜になればすることはない。
というか著しく行動が制限されていました。
しかし現代では夜通し活動することが容易です。
だからこそ生活リズムが乱れやすくなります。
社会生活を営む上で非常に難しいとは思いますが健康で不安やストレスを減らすためには生活リズムを固定するのが重要です。
近年精神病を患う人は増加傾向にあります。
その原因として生活リズムの乱れとも言われています。
是非一度ご自身の状態というのを見直してみてください。