寝ることを諦めたとき、不眠は解消する

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不眠で死ぬことはありません。

 

というのも直接的な意味で、です。

寝不足のため注意散漫になり事故を起こす可能性はあります。

 

不眠で起きた歴史的な事故はたくさんあります。

スリーマイル島原発事故

エクソンバルディーズ

 

などなど。

 

不眠で死ぬ、というのは一つだけあります。

致死性家族性不眠症

というものです。

これは遺伝的に、そしてマジで寝れなくなりやがて衰弱するというものです。

詳しくはこちら。

致死性家族性不眠症 - Wikipedia

 

とこのように不眠で死ぬというのはなかなかない。

逆にいくらがんばって寝ないようにしても1週間程度が限界です。

 

人は眠さの限界を迎えると意識に関わらず寝てしまいます。

人間の三大欲求である食欲、性欲はある程度制御が利くのに対して睡眠欲は制御できません。

これについて今回解説していきたいと思います。

寝ることを諦めたとき、不眠は解消する

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三大欲求である食欲、睡眠欲、性欲で睡眠とはほかとは異なる性質があります。

 

欲求、ですので我慢できないことって多々あると思います。

でその我慢から解消される瞬間は明確です。

 

おなかがすいた・・・

 

食事すれば満たされます。

そう、満たされる瞬間を自覚できます。

詳しくは書きませんが性欲も満たされる瞬間を自覚できます。

 

では睡眠欲はどうでしょうか。

眠たい・・・という欲はあります。

ベッドに入ればその欲が少し満たされいつしか寝てます。

 

いつしか・・・つまり欲が満たされた瞬間がわからないのが睡眠欲です。

食欲は食べ物を口に入れたと単にある程度みたされ満腹になれば完全です。

 

ですが睡眠に関してはいつ寝たか、というのが明確にはわかりません。

なので人間の本能として考えないように出来ているのですが本来、いつ寝付くかというのはブラックボックスであり毎晩毎晩寝れるのだろうか、といった不安は当たり前の反応とも言えるでしょう。

 

この寝れるか不安、というのは不眠恐怖症といわれています。

 

また極度に眠い場合を除き、生活リズムの就寝時間の2時間前までは覚醒レベルが高くなるとされています。

つまり寝る前は眠くないという矛盾があるのです。

だから明日朝早いから早く寝よう、とするとなかなか寝付けないというわけです。

 

寝ようと思うから寝れない。

そう、寝るという感覚が人間にはわからないから意思を持って寝るというのは難しいのです。

自然に眠気がきて寝落ちのごとく寝るのが自然とも言えます。

 

いつかは寝る

不眠症の傾向として前日寝れなかったから早く寝る、という行動をとる傾向にあります。

先ほど書いたように早寝というのは人間のシステム上難しいのです。

 

補足ですが睡眠薬を使っても早寝はむずかしいです。

下手すれば寝ボケというかせん妄状態になる可能性があります。

 

体内時計は24時間ではなく24時間と数分であるとされています。

つまり毎日毎日遅寝になるのが人間の性質ということです。

ですが朝日を浴びるなどで体内時計をリセットすることもできます。

 

さて不眠で早く寝ようとするから余計寝れなくなり、不眠恐怖をあおるわけです。

だから少しでも遅く寝るように努力するだけで不眠は改善されたりします。

 

極端にいえば寝ることを諦めて活動してればいつしか眠くなる、わけです。

 

社会生活を営んでいると昼間に眠くなって困ることもありますが不眠を治すだけであれば非常に効果的な方法です。

 

しんどいですが寝るということを諦め、翌日日中は寝ないで耐えることでその日の就寝はスムーズになります。

ほぼ限界での寝落ちです。

こうして強制的に不眠を治す方法もあります。

 

認知行動療法

不眠を治す上で使われているのが生活習慣を見直すこと。

認知行動療法についてはこちらをご覧ください。

睡眠薬を使わない不眠対策!認知行動療法 - 筋トレ好き専業主夫の料理ブログ 父飯男飯

寝よう、寝るという行為。

体が必要としていないのにやるからいけないんです。

空腹ではないとき食事を取る気にはなれませんよね。

 

では拒食症ですか?

そんなことないですね。

 

不眠に関しても同じ事が言えます。

 

毎日8時間寝ないといけない

 

本当にそうでしょうか?

几帳面な方ほどこのような考えに囚われてしまっていることがあります。

睡眠時間に関しては人それぞれ、または時期によってもことなるのでなんともいえません。

 

ある意味、時間という明確な指標があるから囚われるのです。

 

不安で寝れない、という方の対処法として寝る前に明日やること、不安などをアウトプットしておく。

という方法があります。

こうすることでベッドに不安を持ち込まないようにするのです。

 

これの発展系として不安なことがあるなら、いまできるなら寝る前に片付ける、です。

そうすれば当然不安もなくなりますし、時間を費やすことで眠気を徐々に引き起こすことも出来るでしょう。

 

スマホ、PC、テレビなどの刺激は寝れなくなる。

そういわれていますよね。

 

そもそも寝れないんだからこれらを制限しても一緒です。

それなら不安なものをスマホを使ってでも解消したほうが結果的にはましです。

 

このように割りと寝ることを諦めたとき、寝る準備が整うのです。

今回書いたのは極論、ともいえるないようです。

あながち間違ってはないと思いますが最終手段として検討すべきだと思います。

 

私は寝れないとき、レシピを考えたり(料理はしない)本を読んだり、釣行計画を立てたり、ブログの記事を溜めたりしています。

あと夜のうちにこっそり洗濯をまわしたりも。

 

寝ないと諦めた瞬間、やることはたくさんあるはずです。

もし、仮にも・・・

 

やることが見つからない、寝ることに固執している場合はうつ病である可能性があります。

不眠とあわせて早めに心療内科、精神科を受診してください。