ゴールデンウィークに潮干狩りに行くなら貝毒に注意

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ゴールデンウィークが始まりました。

例年各地で潮干狩りが人気。場所によっては駐車場に夜中から並ぶところもあるくらい人気です。

春の行楽にうってつけの潮干狩りですが気をつけなければならないことがあります。

 

それは貝毒。

今回は貝毒について説明したいと思います。

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ゴールデンウィークに潮干狩りに行くなら貝毒に注意

春、初夏の暖かさで潮干狩りをするのは楽しいですよね。

ただそんな潮干狩りにも危険があること理解しなければなりません。

せっかくの楽しい潮干狩りが台無しになってしまう可能性があります。

特にたくさん採れたら色々な料理で楽しむことができます。

きっと気合いを入れてたくさんとることもあるでしょう。

ただこれがリスクにつながることがあります。

 

とは言え管理されている潮干狩り場も多くあるのでトータルして見ればそこまで危険というわけではありません。

注意し、理解して入れば安全に楽しむことができます。

 

貝毒とは

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貝毒とは主に二枚貝が持つ毒のことです。

あさりに毒があるの?と思う方も多いと思います。

毒があるのは全体のごくわずかなケースですがところによってはあさりが毒を持っていることもあります。

貝毒は有害なプランクトンが発生し、それが二枚貝に蓄積されて起こるものです。

あさりだけではなくムール貝にも当てはまります。

貝毒の症状としては口が痺れる、麻痺性のものだったり食あたりを引き起こします。

毒素を多く摂取してしまった場合には手足のしびれ、最悪呼吸困難を引き起こしたりするので大変危険です。

二枚貝に限ったことではなく、魚でも起こり得ることです。

例えばフグも似たようなもの。

近年では養殖フグは餌を管理することで毒素を無くすことに成功しています。

 

貝毒は加熱冷凍では無毒にすることはできず、味にもこれといった変化はないため気がつかずに摂取してしまうことが多いです。

 

毒性を持つプランクトンが水温が上がり始める4月〜5月に発生するのでちょうどゴールデンウィークあたりは特に注意する必要があります。

毒性を持つ貝はあさり、ムール貝の他に、ホタテ、ムラサキイガイ、ホッキガイとほとんど二枚貝で起こります。

サザエやアワビには貝毒は起こらないとされています。(といってもこれらは禁漁の場合が多いですが)

 

潮干狩りの安全性について

貝毒は危険とされますが実際のところ、各潮干狩り場では定期的に検査が行われているため安全に潮干狩りを楽しむことができます。

気をつけなければいけないのは自然の潮干狩り場。

管理されていないところでは貝毒の有無がわからないため注意が必要です。

とは言え、近年ではほとんどのところが管理された潮干狩り場ですので新規開拓などをしなければ安全に楽しむことができるでしょう。

 

潮干狩り場、スーパーで売られている二枚貝は当然検査済みですので安心して食べることができます。

過去の事例

過去に起こった貝毒による集団食中毒は

1942年〜1950年 浜名湖アサリ貝毒事件

というものがあります。

当時は今のように管理が十分ではなかったために大規模な集団食中毒が発生しました。

最終的にはこの地域での貝の採取を禁止することで収束しました。

 

また現在においては消費者庁の発表では大阪の海岸で自生するムール貝を食べた人が手や口のしびれを訴えました。

 

そこまで神経質になる必要はない

今回貝毒について解説しましたがそこまで神経質になる必要はありません。

市販の牡蠣だって当たることはありますし、貝毒はそれ以下の可能性だと思います。

ネットで色々報道されていますが風評被害が生まれないこと願います。

なんども書いてしつこいようですが、現在の潮干狩り場やスーパーで売られているものは検査済みです。

安全に食べることができます。

 

仮にも口のしびれや違和感を感じた際は早めに病院へ行き、残っている貝は食べない方がいいと思います。

 

せっかくのゴールデンウィーク、しっかりとした知識で安全にお楽しみください。

それでは皆様のゴールデンウィークが楽しいものでありますように!