双極性障害の人の特徴的な話し方【介護者は受け止めてはダメ】

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今回は双極性障害の人について書こうと思います。

 

私は割と長く双極性障害を患っていました。

精神疾患は治ったと思っても風邪とかで言う潜伏期間のようなものがあるのでいつ再発してもおかしくありません。

 

特に双極性障害は再発率がきわめて高い病気。

治ったと言うよりは寛解と表現されます。

 

双極性障害、私はⅠ型を患った経験からこの病気の症状とも言える話し方について解説しようと思います。

 

双極性障害のうつ期ではなく躁状態における攻撃的な面についてお話ししようと思います。

 

患者の方

介護者の方へ、参考になれば幸いです。

 

双極性障害の人の特徴的な話し方【介護者は受け止めてはダメ】

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双極性障害の躁状態は精神疾患の中でも危険な状態です。

 

とは言え鬱などで自殺などの可能性も危険です。

が、躁状態の危険性というのはとにかく他人に対して非常に攻撃的になるということ。

 

些細なことでも言葉や暴力で攻撃してくる傾向があります。

 

さらに1つの地雷が10になって返ってくる。

双極性障害の躁状態では本人よりも身の回りの人へのダメージが多い傾向にあります。

 

もちろんそれによって本人へのダメージも伴います。

まず躁状態で本人が受けるダメージは

 

・罪悪感

・人間関係の破綻

 

他には虚言や金銭的な問題もあります。

 

他者への被害は

 

・完膚なきまでに叩きのめされるレベルの暴言

・人格否定レベルの暴言

・最悪暴力も

・家の物などが壊される

 

など。

躁状態では簡単なきっかけで一気にスイッチが入り、鬼になります。

 

病気の症状なので仕方ない面ではありますが、この鬼モードになったらなだめるなどはせず、距離を取るのが最善です

 

一時的で良いので関わらない方がお互いのためです。

では詳しく解説していきます。

 

些細なきっかけで一気にブチギレ

普段であれば気にしないような事柄。

ちょっとイラッとする程度のことで一気に120%でブチギレます。

 

本人はこうなると止められません。

まるで鬼、悪魔が乗り移ったかのようです。

 

もちろんこの時に感情やしてしまったことはちゃんと記憶に残るので落ち着いた後に酷い罪悪感に苛まれ、今度は鬱になることがよくあります。

 

人にもよりますが怒りというものはそう長く続くものではありませんので3時間程度たてば落ち着くことが多いです。

 

可能であれば当事者から距離をとっておくのが良いでしょう。

とは言え、何か破壊される可能性もあります。

 

キレた時の特徴

このブチ切れモードの時は

・力

・頭の回転

が向上します。

 

めちゃくちゃ厄介です。

 

まず暴れたとしましょう。

通常の1.5倍くらいの力が出ています。

壁に穴が開く、重いものを投げるなどとにかく厄介です。

 

頭の回転が速いと言うのはオーバーヒートしているわけではなく通常の理解力や判断力が高速回転している状態。

なので暴言がマシンガンレベルできます。

 

判断力と言っても怒りに身を任せている面では判断力にかけていますが・・・

 

暴力、暴言は並外れたレベルになるのでやっぱり可能なら逃げましょう。

本人のためにも逃げましょう。

本人は酷い暴言を言った、暴力を振るったと言うことで落ち着いた後に鬱になります。

 

暴言の特徴

暴言は物凄いクオリティのものです。

その人の過去のトラウマ、コンプレックスを的確に差してくるので聞き流せないかもしれません。

 

・過去の記憶から相手の失態を全て否定する

今更?って言うような内容です。

 

例えば

 

何年前のあの時、お前の言ったことは忘れない。

今も根に持っている。

あの時の、お前の言葉のせいでトラウマだ。

 

と言った内容もあり得ます。

 

さらにコンプレックスなど人が気にしているナイーブな内容も的確に差してきます。

 

例えば

ハゲとか

デブとか

 

持病がある人には・・・

例えばガンを患った人へはその点を攻撃してきます。

過剰な場合はガン=死ぬと言うイメージが強いですのでそんな感じのひどいことを言ってきます。

 

話し方の特徴

ぶちぎれた時には多くの共通した話し方があります。

 

大体の場合

・早口

・声は大きめで高圧的

・自分はえらい?的な視点からの暴言

が特徴的です。

 

先ほども書いたように頭の回転が良くなっていますので思いついたこと、暴言が五月雨式に出てきます。

 

言い返して見ればあっという間に、意外と倫理的に解析され、カウンターをくらいます。

なので言い返さない方がいいです。

 

 

 

相手にすると自分のメンタルが確実にやられる

双極性障害の躁状態はとにかく的確に攻撃してくると言う特徴があります。

 

これをいちいち相手にして、真に受けてしまうとこっちがうつ病になってしまう可能性があります。

スルースキルがあれば良いのですがかなり難しいでしょう。

 

聞き流す、逃げるが最善策になります。

 

これらの攻撃を受けてしまうと自分もきついですし、相手は落ち着いた時に罪悪感を抱えます。

なのでお互いのために関わらないと言うのが理想です。

 

キレた後に注意すべきこと

双極性障害は躁状態と鬱を繰り返す病気です。

 

躁状態の後には大体、高確率でうつ状態になります。

躁状態の自分の行いから、うつ状態になったりするのでもし、躁状態を確認したら

その後に注意してあげてください。

 

躁状態のあとの鬱で自殺する人も多いです。

 

また暴言や暴力の後、人間関係を修復するのも大変です。

落ち着いたことが確認できたらここで介護者として接してあげるのがいいと思います。

 

予防策は服薬

このような躁状態の攻撃について予防は服薬です。

 

・炭酸リチウム

・ラミクタール

を飲み続けることで感情の起伏を抑えることができます。

 

私は以前、躁状態を治ったと勘違いし、勝手に薬を飲むのをやめました。

思えばこれが躁状態なのですが・・・

 

そしてその後、ひどい躁状態になり金を使いまくり、喧嘩をしまくりと暴走モードが1ヶ月ほど続きました。

 

この時の炭酸リチウムの血中濃度は基準値以下。

薬が作用していないので悪化したと言うことです。

 

その後はひどいうつ状態が続き、寝込んでいました。

 

このようにやっぱり、と言う事態がおきます。

なのでご本人も、周りの方も変化を感じながら注意する必要があります。

 

特に双極性障害を患っている人へ

 

気分がいい

治った

 

と言うのは気のせい、躁状態の前触れです。

そう感じたら身構えてください。

また医師にもすぐに相談しましょう。

 

躁状態は割と気分的に悪くはありません。

がうつ状態はかなりしんどいです。

 

うつ状態がきつくなると再起も難しくなってきます。

お気をつけください。