あるニュースを目にしました。
精神医療について日本では多くの問題があるというニュースです。
簡単にいうと重度の精神疾患がある場合、精神病院に入院することを勧められることがあります。
これが勧められるのではなく、強制していることもあったそうです。
そして入院すると身体拘束、軟禁されるという事実。
これに関して自分の実体験があるのでご紹介しようと思います。
- アカシジアで精神科に救急搬送され軟禁身体拘束されそうになった話
- めちゃくちゃ高圧的で上から目線の対応
- 営業ばりに食いついてくる入院の勧め
- 近くのクリニックを受診して発覚アカシジア
- 精神病院の入院は本当に怖い
アカシジアで精神科に救急搬送され軟禁身体拘束されそうになった話
私は過去に不眠、不眠恐怖症、うつ病を患いました。
不眠はおそらくうつ病に属していた症状の一つなのでうつ病というのが正式な病気になると思います。
感覚的には不眠に関する悩みが重くなって、精神的にやられていました。
起きている時も「今夜は寝れるのか」という考えても仕方のない恐怖に苛まれていました。
それの治療のため、精神安定剤と睡眠薬を病院から処方されていました。
あるとき、薬を飲んだ後に全身が今まで感じたことがないような現象が起きました。
座っていられない、じっとしていられないのです。
ソワソワという次元ではありません。
のちにわかったことですがこれは錐体外路症状、アカシジアと言われるものでした。
睡眠薬や向精神薬を飲んだことで稀に発生する副作用的なものです。
これまでにない経験で、何が起こっているのかわからない。
かといって生命的な危機ではなさそうなので救急車を呼ぶほどではない。
家族が調べたところ救急の精神病院があるそうなのでそこに電話してもらいました。
めちゃくちゃ高圧的で上から目線の対応
電話してもらうとすごく横暴な態度だったそうです。
なに?要件は?
これ救急なんだけど、救急ですか?
みたいな感じだったらしいです。
そこで症状を伝えたところ、すぐに入院しましょうと。
ただし入院するということは
・鍵のかかったガラス張りの部屋で過ごす
・夜間はベッドに拘束
とのことでした。
それを聞いて私は断りました。
確かに現時点では体の挙動がやばい状態です。
しかし良くなるかもしれませんが軟禁に身体拘束は今より精神的ダメージがやばそうです。
そもそも毎日毎時、寝れるか不安で恐怖なのに環境が変わって、さらにヘビーな環境だったら悪化することは目に見えてました。
営業ばりに食いついてくる入院の勧め
お断りして、家族に代わってもらって断っても
このままでは悪化するなどなど理由をつけられて入院を強く勧められたそうです。
ただここで一つ、疑問に思うのが電話対応しているのは医師でも看護師でもなく、電話番の方というところ。
まずこちらの症状を伝えても何かは理解していない様子。
今できる処置方法もわからなかったと言います。
資格のない一般の受付がこれほどまでに入院を勧めてくる理由はなんでしょうか?
個人的な対応判断というよりは組織的なマニュアルで入院に持ち込むのでは?と思っています。
近くのクリニックを受診して発覚アカシジア
結局、その電話を切り、家の近くにある心療内科へ問い合わせました。
そこで発覚したのはアカシジア(錐体外路症状)とのこと。
基本的には精神に関する薬を飲んでから発症するので時間が経てば治ってくる。
薬は変更してもらったほうがいい。
念の為別の鎮静薬を渡します。
と、病院を出る頃には症状がかなり落ち着いていました。
もし救急で精神病院に搬送され、入院していたら今頃は軟禁状態で身体拘束をされていたと思います。
この時、本当にゾッとしました。
精神病院の入院は本当に怖い
まだ自我があって普通に近いくらいの精神状態であれば精神病院に入院するほうがきついかもしれません。
身体拘束をされたり、監視され軟禁されるのは自殺の可能性、自傷する可能性がある場合ですがこれらは入院における基本セットみたいなところがあります。
入院する
すなわち治療が必要
では拘束しよう
そういった印象があります。
今回紹介したニュースではまさにこのことが問題となっています。
まだ脳に電流流すといったことがないだけマシかもしれません。
1800年代、1900年代前半の精神病に治療はかなり怖いものばかりです。
もし興味があったら調べてみてください。