春はうつ病になりやすい、悪化しやすい季節です

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今年は暖冬で暖かい日が続きました。

すでに花粉はものすごいですが・・・

 

さて今回は春になるとうつ病になりやすい、または悪化するという話です。

 

有名なものだと5月病と言われていますが、これは新生活のストレスが原因。

と言われつつも実は季節性要素も多く含んでいます。

 

一年通して鬱になりやすい、悪化しやすいタイミングは

 

・3、4月

=季節によるもの

 

・5月

=ライフスタイルによるもの

 

・12月

=季節によるもの

 

これらの時期には特に注意が必要です。

それではどうして鬱になりやすいのか解説していきたいと思います。

 

春はうつ病になりやすい、悪化しやすい季節です

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春、3月あたりにうつ病になりやすいのは気候が関係していると言われています。

 

三寒四温

 

三歩進んで二歩下がる

みたいな感じ。

少しずつ上げ下げを繰り返して暖かくなっていくのが春です。

 

これが体の調子を狂わせる大きな原因なんです。

 

朝晩、1週間で比較的気温差が激しい春先。

これの影響により自律神経が狂いやすくなります。

 

自律神経はそもそも体調を整えるためのもの。

いわゆる柱のようなものです。

 

これが狂ったり不調をきたすと精神面、肉体面と調子が悪くなってくるのです。

 

春にかかる負担は多い

春眠暁を覚えず

 

有名な言葉です。

春は寝心地がいいので布団から出れません。

的な意味です。

 

実はこれ、春のうつ病を指しているとご存知ですか?

 

先ほど書いたように自律神経の乱れなどで体調不良になると、当然ですが朝がだるくなります。

うつ病の症状で、1日の中で特に体調が悪いのは朝です。

 

仕事があってもなくても、起きるのが怠いと感じることはないでしょうか。

もしこれがずっと続くようならうつ病を疑ったほうがいいでしょう。

 

また3月付近は新生活に向けた準備。

年度末などで忙しい思いをする場合もあるでしょう。

 

さらに送別会などで食生活も乱れがちです。

同様に年末も3月と同じくらい精神疾患を患うリスクが高いです。

 

ただでさえリスクな季節にストレスなどが加わればあっという間に発症します。

 

初期のうつ病の症状

 

精神面

・意欲や興味関心の低下

・気持ちの落ち込み

・罪悪感

・無気力

・集中力の低下

・やる気の低下

・イライラ

・不安

・焦り

・後悔

・劣等感など

 

生活面

・睡眠問題(入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒)

・食欲の増加や低下

・タバコや飲酒の増加

・買い物が増える(双極性障害 躁状態の可能性も)

・怒りっぽくなる

・性行動の増加または低下

(生物的には盛る季節)

・遅刻や欠勤

・夜遊び

・物忘れ

・涙もろくなるなど

 

肉体面

・頭痛

・肩こり

・胃痛

・腰の痛み

・耳鳴り

・便秘

・下痢

・肌荒れ

・湿疹

・風邪の治りが悪い

・動悸

・過呼吸

・生理不順など

 

これら一つでも当てはまったら、というわけではありません。

総合的にみて、該当項目が多いようであれば注意が必要です。

 

ストレスがかかることはオススメできない季節

現代社会で新学期や新年度の備えなどのイベントごとは正直避けようがありません。

ストレス0は無理なのです。

 

しかし自ら生み出すストレスは対処可能。

例えばうつ病になりやすいこれらの季節に避けたいことがこちら。

 

・禁煙

・禁酒

・ダイエット

 

これらは誰に言われるわけでもなく(一部例外を除く)自分で自分に厳しくする行為です。

よく聞く話で春に禁煙、禁酒、ダイエットを行ったせいでうつ病を発症するということも多いです。

 

禁煙、禁酒でストレスが溜まりうつ病になるというのはなんとなく理解できるかと思います。

ではダイエットは?

 

ダイエットはストレス以外にも大きな負担を体にかけます。

というのもダイエットをすると少なからず食事制限をすると思います。

 

これが適度な食事制限であればいい。

とはいえ日常と比較したら摂取カロリーは大幅に低くなるはずです。

 

つまり栄養失調でうまく自律神経が働かず、沈む。

うつ病になってしまうのです。

ダイエットでうつ病にならないためにも必要最低限の食事は取りましょう。

 

他にもダイエットによるうつ病を予防する方法は

運動>食事制限

という比重で行うのが効果的です。

 

運動というのはセロトニン、テストステロンなど精神的にいいとされる、俗にいう幸せホルモンというものが分泌されます。

最近の研究結果では運動、筋トレでうつ病は27%改善されると言われています。

 

暖かくなった季節、是非積極的に運動を取り入れてみてください。

 

もしも春うつ病になってしまったら

基本的に春先、新年度は無理をする人が圧倒的に多いです。

 

やる気や使命感に燃え、仕事に没頭する。

 

しかしその判明、プレッシャーから体調を崩すこともあるでしょう。

ここで潰れると、はっきり言って再起不能になります。

 

もし鬱っぽいと感じた。

診断されたら入社間もなくても、配属間も無くても休みましょう。

 

それでクビになるならその会社を辞めましょう。

その会社に残っても今後さらに重度の精神疾患になる可能性が高いだけです。

 

うつ病になったら休むが基本。

休むことは悪いこと。

人に迷惑をかけてしまうと感じる人も多いかと思います。

 

そもそもあなた一人が抜けたくらいで仕事が回らない会社なんてものは先行き怪しいものです。

一人がプレイヤーとして責務があるのは芸能人など特殊な場合に限ります。

残念ながら基本的には換えがききますので大丈夫です。

 

うつ病=怠け

という風習が根強くあるので休みにくいのが現状。

なんでこのようなクソみたいな風習があるのか。

 

それは高度経済成長期、いわゆる団塊の世代が作り出した悪癖なのです。

あの時代は頑張った分だけ成果が、給料が出ました。

あの世代はただ金に釣られて走っている。

団塊の世代は目の前に人参をぶら下げられて走っている馬にすぎません。

 

では現代ではどうか。

頑張っても給料は上がらない、それどころかサービス残業当たり前の時代です。

こんな現場で誰がやる気を出すのでしょう?

 

無理な話です。

 

自身の未来のためにも無理をせず、今を生きるのではなく長い目で生きましょう。

春は本当にうつ病など体調を崩しやすい時期です。

 

私自身も春にどん底へ落ち、不眠恐怖症になり、錐体外路障害を起こし、地獄を見ました。

皆様もそうならないためにもご自愛ください。