春眠暁を覚えず
いい言葉ですよね。
春は本当に眠くなります。
これは生物的に仕方がないこと。
今まで夜が長い時期でした。
それが春になり日が伸びてくると体がまだ追いついておらず眠いと感じてしまうのです。
真冬の夜明けが7時くらいなのに対し、3月では6時より早くになります。
この誤差が眠気を引きずる原因となります。
さて今回はうつ病について。
うつ病の入り口、初期症状では不眠の兆候が見られます。
ですがうつ病を患うとこれとは逆に過眠になることも多いです。
なぜ不眠から一転、過眠になるのか。
これについて解説しようと思います。
うつ病で過眠になったら回復し始めた証拠
過眠とは
・朝起きれない
・日中眠くて我慢ができない
といった症状です。
不眠とは真逆で起きてられないといった感覚になります。
また不眠による眠気とはまた異なります。
不眠による眠気とは、夜眠れないことで日中眠気が来てしまうこと。
まぁ当然といえば当然ですよね。
過眠はそうではなく、一日中寝ていられるようなことを指します。
不眠とは真逆です。
仕事をする上で過眠というのはかなり厄介ではありますが、このように過眠が現れるほどのうつ病なら療養が必要。
最悪入院も必要な状態です。
過眠は精神を回復させるため
うつ病になると初めは不安感、不眠に悩まされます。
不安感が抜け始めるのと同じくらいにやたら眠くなったりします。
向精神薬自体、眠気を誘発するものも多いですが精神的に回復し始めると眠くなることが多いです。
夜寝れない、不眠の場合は絶対にダメですが寝れる、寝ても夜も寝れるのであれば昼寝でもどんどんした方が回復が早くなります。
私の経験では3週間ほど寝まくってました。
この睡眠時間は体調を整える時間だと言われています。
寝ると体力が回復するのと同じように、精神も回復します。
回復中の睡眠はあまり夢を見ない
回復期間中、ずっと寝ているから夢を見るのか?
実は回復中の睡眠はあまり夢を見ません。
どうしてなのか?
脳があまり機能していない。
または夢を見る余力より回復に全力なのかもしれません。
鬱状態ですとだいたい悪夢ばかりを見ます。
これは精神が蝕まれている証拠でもあります。
また亡くなる寸前の生物は睡眠時間が短くなります。
なぜかというと生命維持に必要なエネルギーに回しているので省エネモードとなり寝るようになります。
亡くなる寸前、よく眠っていますが大半の人は夢を見ていないと回答しています。
眠い時期がきたら回復間近
過去に私は1月に不眠気味に感じ、
4月に不眠恐怖と一緒にうつ病になりました。
投薬治療で4月末には生きる希望が出てきて、
5月には冬眠のように眠り続けました。
そして6月には無事復帰となりました。
このようにうまく薬が効いたりすれば比較的早い段階で復帰することが可能です。
うつ病になる場合、結構自分を責めたりするのでそれをやめ、寝たいだけ寝る。
食べたいものを食べるなどたまには自分を甘やかしていいと思います。
今思えば不眠恐怖症の後に過眠だったので昼に寝ることが怖かったです。
結局のところ昼寝ても夜寝れたので一日ずっと寝ることにはなりました。
些細なメンタルの変化。
これに気がつくかどうかで自分が今どこへ向かい、どの段階で回復しているのかわかります。
過眠というのは怠けなど印象が悪いものかもしれません。
しかし体力、精神力を回復させるには薬よりも遥かにいい治療です。
寝る=悪いこと
という概念は捨てましょう。