うつ病の症状とチェックすべき5つの事

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うつ病は誰しもなりうる病気。

現代社会においては風邪と同じくらい発症率の高い病気です。

精神的なものですので性格、怠け、根性が足りないと考える方も多いです。

しかしうつ病は精神的な病気というよりも脳の伝達障害によるものです。

脳での幸せホルモンと言われるセロトニンの分泌がうまくいかないため、気分が落ち込んでしまう病です。

だから根性論では治らないのです。

 

また軽度のうつ病の場合、本人が自覚していない事が多く気がついたらすでに重症化していることも稀ではありません。

一旦どん底まで落ち込むとその分回復に時間がかかります。

風邪のように一気に引く病気ではなく、骨折のように少しずつ回復していく病気です。

 

今回はうつ病の症状と早期発見のためチェックしたい事柄をご紹介したいと思います。

うつ病の主な症状

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うつ病の症状で一番わかりやすいのは人間の本能的欲求が低下するということです。

 

食欲

性欲

睡眠欲

 

これらのどれか、または全てにおいて障害が発生します。

食欲と睡眠欲は低下、または増加。

性欲は低下します。

 

食欲が低下した場合はなんとなく体の不調として感じる事ができるので比較的早めに病院へ行くでしょう。

睡眠欲の低下、つまり寝れないなども同様に明らかな体の不調ですので病院へ行きます。

 

その逆もあり食欲がすごい。甘いものを食べまくったりする事があります。

傾向としては糖質、甘いものや炭水化物を食べたくなるケースが多いようです。

 

睡眠欲も食欲同様増加する場合があります。

寝ても寝ても寝足りない。夜寝ているにも関わらず、昼間眠い。

寝てはいけないような場面とわかっていながらも寝落ちしてしまうようであればかなり重症化していると考えられます。

実例であげれば、私の体験ですが・・・

 

夜11時就寝、7時起床の生活を送っていました。

しっかり寝れているはずなのに、クライアントとの打ち合わせで寝てしまう日が続きました。

普通クライアントの前では商談になりますのでそれなりに緊張感を持っているはず。

というか緊張感を持っていました。

なのに寝てしまうという。

 

これも一つのきっかけとして病院へいった事があります。

 

最後に性欲についてはうつ病の場合、意欲が低下します。

また男性の場合EDになることもあります。

 

食欲、睡眠欲のように性欲も増加するか?

増加する場合もあります。

 

 

 

しかしその場合はうつ病ではなく双極性障害の可能性があります。

医師との会話、カウンセリングで

「食欲ありますか?」

「寝れてますか?」

はよく聞かれますが

 

「性欲ありますか?」

 

は高確率で聞かれません。

なのでおかしいな?と思ったら自ら医師に伝えるべきだと思います。

 

うつ病チェック

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三大欲求はありますか?

これは上記で述べた通りです。

一番最初に現れる症状です。

人間の生きるための欲求、これが低下するというのは体がなんらかのトラブルが発生している証拠です。

違和感があれば早めに病院へ行きましょう。

 

好きなものに興味がなくなった

うつ病を患うと興味が無くなります。

今まで好きだったもの。例えば

ゴルフなど趣味

テレビ番組

アイドル

家族

に対する興味がなくなる事があります。

趣味に興味がなくなったというのは単純に飽きた可能性もあります。

しかしこれまでお金と時間をつぎ込んでたのに急に興味がなくなるというのは明らかに不自然です。

さらに重症化すると家族に対しても興味が無くなります。

家計を支えてる一家の大黒柱だったのに、なんでこいつらのために働いてるんだ?

とか

急に自分の子供のことがどうでもよくなったりします。

 

これらの症状がうつ病の影響だと理解していない場合、社会的損失に繋がる恐れがあります。

 

原因不明の体痛み

うつ病になると体のあらゆるところに痛みが出ることがあります。

頭痛、首や肩のこり、腰痛など症状は様々です。

歯が痛むこともあります。

 

うつ病を心、脳の病気だと思っていると体の痛みというのは別ものと認識されがちです。

これらの痛みに関して明確な原因がない場合、うつ病を疑いましょう。

もちろんこの痛みの症状と合わせて他の要因と重ね合わせる必要があります。

 

漠然とした不安

人間常に不安を抱えているものです。

これは本能的に自己防衛としておこる自然な反応です。

考えても仕方がないようなことを考え続ける。

だいたいこの場合はネガティブな方へ考えていきますよね。

これが人間の本質でもあります。

 

うつ病の場合もこのように不安を持ちますがうつ病ではない人と比較して不安のレベルが違います。

不安といっても色々ありますが例を挙げると

 

毎日同じ生活が不安

今日と明日、明後日と同じことの繰り返し。

これを一生続けるのか。後何年?

 

と考えるようになります。

そう考えることはわかりますがうつ病の場合、毎日の繰り返しというのに耐えられず、命を絶ってしまうことがあります。

 

朝起きた時から夜寝れるか不安

不眠症や不眠恐怖症になると朝起きた瞬間から今夜は寝れるのだろうか。

という不安に襲われます。

仮にも少しばかり寝坊したとしましょう。

また昼寝をしてしまったでも構いません。

 

こうするとさらに不安が増します。

 

就寝時刻が近づくにつれてドキドキしてきたりもします。

当然そんな精神状態で寝れるはずもありません。

このように無限ループに陥ります。

 

そして不眠症はうつ病の入り口とも言われています。

不安を通常より感じているためうつ病であると考えられます。

 

またうつ病になると9割近くのうつ病患者は不眠症を併発します。

うつ病と睡眠はかなり深い関係にあるのです。

 

思考停止

うつ病になると思考停止します。

思考停止するだけではなく、人によっては過眠することも。

 

思考停止とは例えば本を読んだりしても頭に入ってこない。

人と話しても内容を理解できない。

記憶喪失のようにところどころ記憶がない、思い出せないなど。

 

また特徴的なのは時間の感覚がなくなります。

一日中、ぼーっとして過ごせるようになります。

通常であれば無理ですよね?

気がついたら夕方だ!みたいなことが起こります。

 

このような状態の時、外出するのは危険。

特に車の運転などは控えるべきです。

 

病院でうつ病と診断されたら

今の医療ではうつ病は薬物治療が基本となります。

薬は即効性のあるものではなく、効き始めるまで二週間ほどかかります。

 

うつ病と診断されたら焦らず休息することが必要です。

ただうつ病になりやすい人は真面目な人が多く、休息自体がストレスになることも否めます。

うつ病の症状の一つに自分を責めるということもあります。

 

これらに対しては自分でマインドコントロールできるよう訓練が必要です。

 

今回のチェックで何個か疑わしいと思ったらなるべく早めに病院へ行くことをお勧めします。

早く治療すればその分早く治ります。